粉茶は茶葉が細かいことから、一般的な茶葉よりも濃いお茶を入れることができお茶の成分も多く溶け出しますよね。
茶葉が細かいことで成分が多く溶け出すとどのような効果があるのでしょうか？
お茶に溶けだしたカテキンの効能を上手に取り入れるために、粉茶の美味しい飲み方をご紹介します。
もくじ
●粉茶の効果は？
粉茶とは、煎茶の製造過程でできる茶葉が細かいものを集めたお茶の事なので、茶葉が細かいということは茶の成分が抽出されやすいので濃いお茶をいれる事ができるんです。
茶葉が細かいといっても、抹茶などと違い茶葉は溶けずに残るので茶殻が出ます。
茶葉がばらつかないような急須やお茶パックで飲むと良いですよ。
様々な栄養が含まれる緑茶ですが、その中でもビタミンＥ、βカロチン、食物繊維といった成分はお茶の中に溶けだしにくいんです。
茶葉が細かい粉茶ではこれらの成分も溶け出す事が出来て、一般的な緑茶よりも更に栄養価の高いお茶を飲む事ができるんですね。
■ビタミンＥの効果
ビタミンＥは細胞膜に存在していて、活性酸素の攻撃から細胞膜を守る働きをしているんです。
細胞膜や血中の脂質が酸化するのを防ぐ効果があるので、老化や生活習慣病を防ぐ効果があるんですね。
■βカロチンの効果
βカロチンは悪玉コレステロールを減らす効果があり、動脈硬化や心筋梗塞を予防してくれます。
お肌をきれいに保ってくれたり、目の健康を守る効果もあるんですよ。
■食物繊維の効果
食物繊維は大腸内で発酵・分解が進むと、ビフィズス菌が増えて腸内を整えてくれるんです。
胃腸内をゆっくりと移動するので、お腹が空きにくくなり食べすぎるのを防ぐ効果があるんですよ。
糖質の吸収を緩やかにしてくれるので、血糖値の急激な上昇を防ぐ効果があります。
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●粉茶の美味しい飲み方、入れ方
茶葉が細かいので網目の細かい茶こしのついた急須を使います
茶葉は一人につき2～3ｇ使用します
お湯は熱湯を使い、30秒ほどの短い抽出時間でお茶を入れます
さっと濃いお茶が出るので便利で美味しいですよ。
●カテキンの効能
カテキンとはポリフェノールの一種で、お茶の渋み成分の事なんです。
カテキンには様々な有益な効果があるんですよ。
■抗菌作用
カテキンはお茶1mlにつき1万個の細菌を殺菌する効果があるんですって。
更に、細菌が出す毒素を解毒する働きも持ち合わせているんです。
殺菌できる細菌は、食中毒の元となる黄色ブドウ球菌、水虫の原因となる白癬菌、呼吸器に影響する百日咳菌、さらにはインフルエンザウイルスにも効果があることがわかっていますよ。
■老化防止作用
老化の元となるのは活性酸素の働きによるものですが、ポリフェノールの一種であるカテキンには強い抗酸化作用があるんです。
細胞の一つ一つが若さを保つと、血管などもしなやかな状態を保つ事ができ、血圧を正常に保ってくれます。
血管の硬化を防ぐことができると、血圧が安定するようになり脳卒中、心筋梗塞などの生活習慣病などの予防にもつながるんですね。
■抗アレルギー作用
カテキンには抗アレルギー作用があり、花粉などに悩まされている人に効果があるそうです。
粉茶は茶葉が細かいためにカテキンの溶け出す量が増し、煎茶を飲むときの2倍ほどになると言われているんですね。
粉茶で濃い緑茶を継続して飲むと花粉症やアレルギー症状が改善するかもしれませんね。
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●まとめ
粉茶は煎茶などを生産した過程で出る細かくなった茶葉の事で、熱湯でさっと成分の濃いお茶を抽出する事ができるんです。
細かい茶葉からは、一般的なお茶には溶け出しにくいビタミンＥ、βカロチン、食物繊維もより多く取り入れる事ができ、生活習慣病の予防や、老化防止、整腸作用なども期待できるようになりますね。
粉茶でいれた濃いお茶にはカテキンも多く溶け出していて、殺菌作用や抗アレルギー作用などもあるので体を健康に維持してくれると思います。
