かぶせ茶とはどのような種類のお茶かご存知ですか?
緑茶の中の一つの種類がかぶせ茶なのですが、煎茶や玉露などとはどのように違うのでしょうか?
またかぶせ茶を最も美味しく入れる方法や、かぶせ茶の特徴や効能についてご紹介します。
もくじ
●かぶせ茶の効能
■テアニンでリラックス効果
かぶせ茶にはテアニンが多く含まれていて、お茶を飲むときの味や香りで「ほっ」とした気分になるのはテアニンからくるリラックス効果なんです。
テアニンを摂取すると脳の広範囲でα波が増大するという実験結果もあるんですよ。
■カテキンで風邪予防
かぶせ茶にはカテキンが豊富に含まれていて、カテキンには強い殺菌作用があります。
継続して飲み続けると風邪の予防や、インフルエンザにかかりにくくする効果があるんですよ。
カテキンは渋味成分でもあるので、苦くて飲みにくいというお子様などは、薄いかぶせ茶でうがいするだけでも効果がありますよ。
■カフェインで頭をすっきりする効果
かぶせ茶にはカフェインが含まれていて、入れる時のお湯の温度が高いほうがより多くカフェインを抽出する事ができます。
カフェインは血液のめぐりを良くして大脳の中枢神経に作用するんです。
そうすると判断力や記憶力を向上させたり、脳は活発になり、運動能力を高める効果があるんですよ。
神経性疲労やストレス解消の効果もあるので、すっきりしたい時にはカフェインの含まれたかぶせ茶を取り入れるというのも良い方法ですね。
■ガン予防の効果
カテキンには活性酸素を除去する効果があり、生活習慣病やアンチエイジング効果について効果があると言われているんですが、ガン予防にも効果があるそうなんです。
はっきりとした作用の解明には至っていないそうですが、緑茶を普段から飲み続けている人はそうでない人に比べるとガンの発生率が4割以下というデータがあったり、緑茶の生産地であり緑茶の消費も多い静岡県の中川根町では胃ガンを発症する男性の割合が全国平均の5分の1という調査結果があるほどなんですよ。
Sponsord Link
●かぶせ茶の美味しい入れ方
かぶせ茶をおいしく入れるにはお湯の温度がポイントなんです。
おいしいお茶の入れ方をご紹介します。
1.ポットのお湯を湯呑の8分目まで入れます
2.湯呑のお湯の温度が80度になるまで冷まします
3.茶葉を1人3gぶん急須に入れます
4.湯呑で適温に冷ましたお湯を、急須に入れ替えます
5.約90秒成分が抽出するのを待ちます
6.お茶の濃度が均一になるように回しつぎをします
7.急須にお茶が残らないように最後の一滴まで注ぎきります
●かぶせ茶の特徴は?他のお茶との違いは
緑茶は育成方法によって細かく種類が分かれていくのですが、煎茶が摘み取りまで太陽の日差しを浴びるのに対して、かぶせ茶や玉露は新芽に対して日光を遮りつつ育成する方法で栽培されているんです。
玉露は新芽が出始めたらすぐ、摘み取る約3週間前から日光をほとんど遮りますが、かぶせ茶は摘み取る7~10日前から50%の遮光率で太陽の光を遮るんです。
日光を遮ると、光合成をしづらくなりカテキンの生成を抑える事ができ、テアニンの含有率を増やす事ができるんですね。
テアニンは旨み成分でもあるので、かぶせ茶は煎茶など日光を沢山浴びたタイプの緑茶よりも旨み成分が強く、渋み成分の弱いお茶なんですよ。
【かぶせ茶 山城】 100g袋入【京都 お茶・玉露・かぶせ茶・緑茶・茶葉】05P30Nov14 価格:1,620円 |
●まとめ
かぶせ茶はお茶の中でもテアニンが多く含まれていて、旨みの強いお茶だという事がわかりました。
かぶせ茶を入れる方法は、ポットのお湯を、湯呑→急須と移し替えながら高温のお湯を適温になるまで冷ましながら入れると美味しく抽出する事ができるんですね。
かぶせ茶には、リラックス効果、風邪などの予防、ガン予防など様々な効果があり、普段から飲み続けたいお茶でしたね。