数ある紅茶の中で、アッサムティーにはどのような特徴や効果があるのでしょうか。
アッサムティーにはカフェインも含まれていますが、カフェインを美味しく飲んで活用する入れ方や飲み方はあるのでしょうか。
少し手間をかけていれるだけでとっても美味しく飲めるアッサムティーをご紹介します。
もくじ
●アッサムティーに含まれる成分や効果
アッサムティーに限らず、紅茶には様々な有用成分が含まれているのですが、その中でもアッサムティーにより多く含まれる有用成分についてご紹介しますね。
■タンニン
タンニンとは渋み成分の事なのですが、アッサムティーにはタンニンが他の紅茶に比べて1.5倍多く含まれているんですって。
渋み成分が多いアッサムティーですが、同時に紅茶の深い味わいや水色が濃く感じられるのも特徴で、この特徴を活かした結果ミルクティーが好まれるようになったんですね。
■アッサムサポニン
アッサムティーにはサポニンの一種であるアッサムサポニンが含まれているんです。
サポニンには血栓を予防する効果や、活性酸素を除去する効果があるんですよ。
血栓を予防できると血流がよくなり、老化の原因と言われる活性酸素を除去する効果が合わさるとアンチエイジング効果が高くなるんですね。
サポニンを取り入れた女性の約7割が化粧のりに違いを感じる事ができたというデータもあるほど健康や美容に効果があると言われているんですよ。
●アッサムティーの特徴は?
アッサムティーとは、インドの北東部にあるアッサム地方で栽培されて収穫する紅茶の事なんです。
ヒマラヤ山脈とミャンマー国境を流れるブラマプトラ河流域は非常に湿度が高く雨が沢山降るので、寒さに弱いアッサム種を栽培するには適した土地だったんですね。
水色はしっかりとした赤色で、濃厚で甘い香りを持っているため、特にミルクティーに向いているんです。
アッサムティーはミルクティーで飲まれる事が多いので、CTC製法という方法で作られているんです。
CTC製法とは、Crush(つぶす)・Tear(引き裂く)・Curl(丸める)という3つのキーワードの方法を使って作る製法で、茶葉は細かい粒状に仕上がります。
CTC製法は茶葉の成分を抽出しやすいので、ミルクティーはもちろん、チャイとしても美味しく飲む事ができるんですね。
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●アッサムティーに含まれるカフェイン
アッサムティーはミネラルやポリフェノールも多く含まれると同時に、カフェインの含有量も他の紅茶に比べて多い事で知られているんですよ。
100度のお湯でダージリンティーとアッサムティーの両方を抽出した時、アッサムティーのほうが1.8倍ほど多くカフェインが抽出されたんです。
カフェインには覚醒作用、脂肪燃焼作用、利尿作用、興奮作用、疲労回復作用、記憶力向上作用などの様々な有益な効果もありますが、短時間に大量に摂取すると体に良くないとも言われている成分ですので、カフェインを取り入れるタイミングが大事なんです。
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■カフェインを取り入れるおすすめのタイミング
カフェインは肝臓で分解される成分で、肝臓に負担をかけてしまう朝の時間帯での摂取はあまりよくないんですね。
夜に摂取すると睡眠の妨げになる可能性もありますので、カフェインが含まれているアッサムティーはランチタイム、またはティータイムに飲むのがおすすめなんですよ。
カフェインを取り入れる事で疲労回復作用や、記憶力向上作用などが期待できますので午後の活動を生き生きと過ごす事ができるかもしれませんね。
●カフェインを活かしたアッサムティーの入れ方
アッサムティーはコクがとても深い紅茶ですが、同時に渋み成分のタンニンや、カフェインも多く含まれる為、ミルクティーで飲むのがおすすめなんですね。
成分をしっかり抽出しつつも、美味しく飲めるミルクティーの作り方をご紹介します。
■用意するもの
水:牛乳=1:1
(1杯のアッサムティーにつき小さじ大盛1杯の茶葉を使います)
■作り方
- 分量よりも少しだけ多い水を鍋で沸騰させます
- 水が沸騰したところに、アッサムティーの茶葉を入れます
- 弱火で3分煮出し、茶葉から成分を抽出します
- 弱火のまま牛乳を加えます
- 沸騰する直前で火を止めて、鍋に蓋をして3分蒸らします
- 茶こしで茶葉をこしながらカップに注ぎます
■美味しく入れるコツ
茶葉を入れた後はかきまぜないようにしましょう。
牛乳は可能であれば低温殺菌牛乳を使ってみて下さいね、より美味しく仕上がりますよ。
●まとめ
アッサムティーには他の茶葉に比べてタンニンやカフェインが多く含まれている事がわかりましたね。
アッサムティーはとてもコクの深い紅茶で、渋み成分も多いことからミルクティーで飲むのがおすすめなんですよ。
カフェインも多く含まれているので、就寝前ではなく昼食後やティータイムに飲む事で、美味しい上に疲労回復作用で作業がはかどるようになるかもしれませんね。