2015年8月16日放送の「遠くへ行きたい」で鹿児島県奄美大島に行ったスキーの上村愛子さんが名瀬の市場でクビ木茶を飲んでいたので気になりました。
奄美大島では古くからクビ木という「ツルグミ」の木を細かく割って飲んでいるんです。
いったいどんな効能や効果があるんでしょうか?調べてみました。
クビ木って?
そもそもクビ木とはいったい何なんでしょう?
クビ木とは奄美大島で言われている名称で、正式名称はツルグミといい、グミ科の一種なんです。
関東から西の海岸や崖のふちなどに生息していて他の木に寄りかかって成長し、2m以上にもなるんでよ。
若いうちはつけませんが、大きくなると小さな白い花と果実をつけます。
お茶と聞いてしまうと葉っぱから作ると思ってしまいますが、クビ木(ツルグミ)茶は木の幹を細かく割ってから煮出してお茶にします。
なので緑茶や紅茶のような茶葉からお茶を出すわけではありません。
そしてお茶として飲むのは奄美大島だけで他の地域では飲まないんですって。
クビ木(ツルグミ)茶の効能は?
上村愛子さんが出演した「遠くへ行きたい」ではクビ木(ツルグミ)茶には高血圧や冷え性に効果があるとされ、煎じ薬として飲まれてきたんですって。
気になって調べてみたところ、他にも「肝臓」「腎臓」などの内臓にも、風邪をひいたときの熱さましにもいいんですって。
地元では、虫刺されや化膿止めなど外部からの傷にも効果があるといわれています。
またお医者さんでも「無理だ」といわれた切断寸前の指の切り傷にも1ヶ月以上飲み続けたことにより、回復したという事例もあるくらいなんです。
飲んで外部の傷を治すという事は自然治癒力を高めるという事ですから、最終的に効果が出ているのが傷口というだけで、実際には体の内面に効いているという事なんです!
さらには飲み続けると口臭が抑えられるという効果もあるそうです。
ここは緑茶と同じような殺菌作用もあるんでしょうね。
虫さされなどにも効果があるとされてるので、内臓から外の傷まで使える万能薬という事になりますね。
長寿で有名な奄美大島の特産品なので体に良いことは間違いないはずです。
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飲み方は?
売っているクビ木は細かく切っていますが、ヤカンに入るぐらいに切ります。
水1Lを沸騰させ火を止めます。
表面をしっかり洗った4~5本のクビ木を入れます。
数分で色が出るので、自分の飲みやすいぐらいの濃さに調整したら、クビ木を出します。
味は言われれば木から煮出したという感じはしますが、さっぱりとしていて飲みやすいですね。
癖のあるお茶はたくさんありますが、それに比べたら飲みやすいと思いますよ。
まとめ
クビ木とはツルグミのことで関東より西で生息し、お茶として飲んでいるのは奄美大島だけなんです。
血圧、内臓、冷え性と多くのによい効果があるが、外部からの傷も治し自然治癒力も高めます。
味はさっぱりで続けて飲むこともできますね。