応接室や会議室など接遇の時お茶を出し方について気になったことありませんか?
上座・下座はどちらか、どの順番で出すのが最善なのかってわからないですよね。
そんな方のために、会議室の接遇での上座・下座などの基本的な座席や、臨機応変な
対処法など、なるべく邪魔にならないお茶の出し方をご紹介したいと思います。
会議室での上座・下座
お茶の出す順番は、より上座の方から下座へ順番に出しますよね。
会議室で座る場合は、会議を進める議長が最も上座となります。
そして議長により近い席、かつ入口から遠い席が上座から順番に上座となります。
お茶出しを分担する場合
会議の人数が増えれば増えるほど、一人で全てのお茶を出すのは大変ですよね。
数人で手分けしてお茶を出す場合もあると思います。
そんな場合は、どういう順番に出せばいいのか心配になったりもするかもしれません
が、議長の上座から下座に向かって一人一列を担当すれば良いのではないかと思います。
最も大切なのは会議をさえぎらない事と、うろうろと視界の中に入りこまない事ですね。
会議室に入る時にノックをする場合、しない場合
会議が始まる時は、会議室に入る時にノックをしても邪魔にはなりませんが、会議が始まっている最中だとどうでしょうか。
お茶を出すときに最も気を付けるのは、会議の邪魔にならないようにするという事ですよね。
会議が進んでいる最中に3回もノックが鳴り響く事が大丈夫な場合と、そうでない場合があるかと思います。
お茶入れの基本は3回ノックしてから入室するのがマナーとされていますが、ノックをすることで集中力を削がれてしまうかもしれませんよね。
そういう場合は臨機応変に、ノックをせずに入室する事もマナー違反というわけではないんですよ。
静かに入室して、早くお茶を出して、静かに退室する、会議の邪魔にならない素早い動きこそが会議室でお茶を出すマナーなんですね。
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上座・下座の通りに座っていない場合
会議室や応接室にお茶を出しに行った時に、必ずしも全員が上座・下座を守って座っているとは限りませんよね。
進行などの都合で役職の高い人が下座に座っている場合もあるかもしれません。
そんな場合はどのような順番でお茶を出せば良いのでしょうか?
役職や、上座を意識するあまり、会議室を何度も往復してしまうようでは会議の邪魔になってしまいますよね。
こういう場合は、上座や下座などにとらわれずに、会議の邪魔にならないように出すという事なんですね。
奥の席から手前に向かって順番に出して、会議室からスムーズに出るようにすれば会議の邪魔にはならないと思います。
冷たいもの、熱いものの選択をして頂く場合
冷たいもの、熱いもの両方が用意できるので、お客様にどちらか聞いてみたほうが良いのではなか?と思う場面ってありますよね。
でも自分がお茶を出される立場になった場合、もし聞かれたとしても「△△のほうがいいです。」なんて希望は伝えないと思いませんか?
「どちらでも結構です」と答えると思います。
季節に合ったものをお出しするというのは、お茶を出す側としての心遣いですので、冷たいもの、熱いものどちらを出しても失礼にはあたりません。
また声をかける事も会話の妨げになる可能性もあるので、出す側が最適だと思ったものを静かに出すのが最も邪魔にならないお茶の出し方ですね。
まとめ
会議室では議長が最も上座で、議長から近い順に上座、出入り口の方向へと下座の順番になります。
ノックをするかどうか、必ず上座からお茶を出すかどうか、はお茶出しの決まりにとらわれ過ぎずに臨機応変に対応する事が大切なんですね。
最も大切なのはおもてなしする心と、会議の邪魔にならないような静かでスムーズなお茶の出し方なのだということがよくわかりました。