煮出した熱いお茶は、多くの人が粗熱がしっかりとれるところまで冷ましてから冷蔵庫に入れますよね。
煮出してすぐの熱いお茶を冷蔵庫に入れないのは何故でしょうか。
熱いお茶を冷蔵庫に入れた時にどのような失敗が考えられるかをご紹介します。
また、熱いお茶を少しでも早く、しかもエコに冷ます方法もご紹介しますね。
冷ましたお茶は適切に保管して美味しく飲みきって下さいね。
もくじ
●熱いお茶をそのまま冷蔵庫に入れて冷やすとどうなる?
少しでも冷たいお茶を早く飲みたい時や、粗熱が取れるまでおいておく時間がなかった時など、お茶がまだ熱いのに急いで冷蔵庫に入れてしまう事はありませんか。
まだまだ湯気がのぼっている状態の熱いお茶を冷蔵庫に入れてみるとわかるのですが、冷蔵庫の温度や湿度がすごく上がってしまうんです。
冷蔵庫内の温度を適温にするために、上がった庫内の温度を下げるための電気代がかかります。
確かにお茶は冷えていくかもしれませんが、冷蔵庫には他の食材も保管されていると思いますよね。
冷蔵庫内の温度と湿度が上がる事で他の食材が早く傷む原因にもなりかねますので、お茶を冷蔵庫に入れる時には粗熱がとれるまで冷めたもののほうがおすすめですよ。
●熱いお茶を素早く冷ます方法
■冷凍庫に入っている保冷剤を活用する方法
一般的な家庭の冷凍庫にはもしもの時に使えるように保冷剤をいくつか保管していませんか?
保冷剤を効率良く使ってやかんに入った熱いお茶を冷ましてみましょう。
沸かしてすぐの熱いやかんを水道水の入ったタライやボウルの中に入れます。
お水はすぐ熱くなってしまいますよね。
これを2度ほど繰り返して沸かしたての熱い熱を取り除きます。
3度目の頃には、お茶は熱いものの、沸かしてすぐの熱湯のような熱さは取れているはずです。
このタイミングで保冷剤を使いながら水につけます。
はじめの熱を少し取り除く事ができているので、保冷剤が大きく効果を発揮してくれますよ。
2時間もすれば粗熱の取れたお茶になりますよ。
■キッチンペーパーで節水しながら冷ます方法
沸かしたてのお茶は流水をやかんにかけながら放置すれば冷めやすいのはわかりますが、流し続ける水がもったいないですよね。
そんな時にはこちらの方法でお茶を冷ましてみて下さい。
少量の水が入ったタライにやかんをひたします。
水はすぐ熱くなってしまいますが、そこへ水で濡らしたキッチンペーパーをやかんに巻き付けるんです。
ポイントは底の水にキッチンペーパーが浸かっていることですね。
やかんの熱をキッチンペーパーの水がぐんぐんと吸収しながら、表面の水が蒸発していく事の気化熱によりやかんが勢いよく冷めていくんですよ。
水を流しっぱなしにしない上、溜める水も少なくて済むので節水になりますよ。
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●冷ましたお茶を美味しく飲む方法
■冷ましたお茶は冷蔵庫で保管しよう
お茶を常温で放置していると雑菌が繁殖しやすくなります。
25~35℃が雑菌が一番活発に繁殖しやすい温度帯ですので、沸かしたお茶の粗熱が取れたらすぐにポットに移して冷蔵庫で保管したほうが良いですよ。
■なるべく早く飲み切ろう
冷蔵庫内に保管していても徐々にお茶は傷んできますよね。
冷蔵庫内のお茶であっても、2~3日のうちに飲み切るほうが良いです。
傷みはじめると、にごり、とろみ、臭い、味の変化などが感じられるようになります。
そのようなお茶は飲まないように気を付けて下さいね。
■ティーバッグは取り出そう
ティーバッグは雑菌が繁殖する原因となりえますので、好みの味まで煮出せたらティーバッグは取り出しましょう。
特に水出しでお茶をいれた場合は煮出したお茶よりも雑菌が繁殖しやすいので気を付けて下さいね。
■直接口をつけて飲まないようにしよう
ペットボトルなどが普及している現在、お茶の容器に直接口をつけて飲む事が一般的になりつつあります。
しかし、口をつけて飲むと口元の雑菌が沢山お茶の中に混ざってしまうんですね。
お茶を飲む時には直接口をつけて飲むのではなく、コップに移してから飲むほうがおすすめですよ。
●まとめ
お茶を沸かして粗熱が取れるまではしばらく時間がかかりますよね。
少しでも早く粗熱を取る方法をご紹介しました。
氷水や、流水でお茶を冷ます事もできますが、なるべくエコな方法を選んでみました。
冷蔵庫の負担や、庫内の温度が上がる事による他の食材への影響もあるのでお茶はなるべく粗熱が取れてから冷蔵庫に保管するほうが良さそうですね。
冷たいお茶や、水出しのお茶は傷みやすいので冷蔵庫内に保管し、なるべく短い期間で飲んでしまって下さいね。